虫除けスプレー 手作り アロマ ガーデニング

安心安全な虫除けスプレーをアロマオイルを使って手作りします。分量レシピと作り方。
ガーデニング・アウトドア・外遊びなどに。分量を変えれば、消臭スプレーや抗菌スプレーにも。
虫除けスプレー 手作り アロマ
▼市販の虫除けスプレーは危険!? ディートに気をつけよう。
 市販されている虫除けスプレー等には「ディート」という薬品が含まれているものが多いです。
 ディートは吸い込んだり、傷口や粘膜などから取りこまれると身体に良くないと近年言われており
 特に乳幼児には使用制限があったりと注意が必要です。
 海外では乳幼児には完全に使用を制限している国もあります。
 最近はデング熱やマダニが媒介する感染症など、虫さされには注意したいところですが
 薬品も気になるので天然素材のアロマオイルで安心安全なオーガニックの
 ディート不使用の虫除けスプレーをハンドメイド。
 ※ただし、マダニ忌避にはディートが効果的です。
 山やキャンプ・外での作業などはディートを効果的に使用した方がいい場合もあります。
▼準備する物
・無水エタノール  薬局・ドラッグストアで売っています。500ml/約1,000円強
 無水エタノールで溶かすと精油と精製水を完全に溶かし合わせることができます。
 (消毒用エタノールとは別物です。無水アルコールを既に希釈してあるものが消毒用エタノール。
 今回は水を加えるので無水エタノールを使います。)
 アルコールにアレルギーのある方は無しでも作れますが、アロマオイルが溶けづらく分離してしまいます。
・精製水 薬局、ドラッグストアで売っています。500ml/約100円強
・アロマオイル(1種類~ お好みで数種類をブレンドOK。)
 100均アロマオイルは石油から作られているものもあるので使用しません。
 ※必ず天然精油を使います。
 下記で虫除け・消臭に向いているオイルを紹介しています。
 1滴は約0.05ml 精油の濃度は全量の0.5%~1%を目安にします。
・遮光瓶のスプレーボトル アトマイザー
 色の着いた遮光瓶は精油を紫外線からの酸化・劣化を防ぎます。
 遮光瓶に入っていても直射日光を避ける場所に保管します。
 (プラスチックボトルでも構いませんが、精油で溶けたり劣化する場合があるので注意。)
・注ぎ口が付いているガラス製のコップ
 100均でドレッシング用のグラスを購入しました。
 ボトルに直接作れば、なくてもOKですがこぼれないように気をつけます。
虫除けスプレー 手作り アロマ
虫除けスプレー 手作り アロマ
▼虫よけ アロマ スプレー 手作り 作り方
 ※無水エタノールの原液は火気厳禁!! 換気のよい所で作ります。
  揮発性が高く引火しやすいので、作成中は取扱いに気をつけます。
1. 容器に無水エタノールに精油を入れてよく混ぜ合わせます。
  数種類をブレンドしてもOK。
  ※必ず先に無水エタノールと精油を合わせます。
 
2. 精製水を入れて、よく混ぜたら出来上がり!!
  使う時によく振ってから、服や室内・網戸・カーテンなどにスプレーしましょう。
  水道水でも構いませんが、その場合は肌に着けるのはあまり向きません。
防腐剤や水道水のカルキなどが含まれていないので出来たスプレーは冷暗所で保管します。
急激な温度差などには気を付けます。冷蔵庫で保管する場合は使ったらすぐに冷蔵庫へ戻します。
虫除けスプレー100mlの分量メモ】
・無水エタノール  10ml(小さじ2杯)
・天然精油     20滴
・精製水      80ml~90ml
消臭ルームスプレー100mlの分量メモ】
※アロマオイル多めなのでお肌に直接スプレーしません。
・無水エタノール  10ml(小さじ2杯)
・天然精油     40滴~80滴
・精製水      80ml~90ml
▼アロマオイルの種類や分量を変えて効能を利用すれば、用途によって様々な手作りスプレーができます。
 ・虫除けスプレー
 ・化粧水
 ・お部屋や布製品の除菌消臭スプレー
 ・風邪やインフルエンザ予防の抗菌スプレー
 ・花粉症や鼻づまり軽減のスプレー
▼アロマスプレー使用時の注意事項
★お肌に直接付けて使う場合は、作ってから約2週間程度で使い切りましょう。
 お部屋の消臭スプレーは作ってから1ヶ月程度で使い切りましょう。
★3歳未満のお子様には直接お肌に付けないで芳香のみの使用。体調など様子を見ながら使用します。
 ベビーカーや布製品にスプレーしてふんわり香るように使うといいです。新生児には使用不可。
★スプレーする時に目に入らないよう、直接吸い込まないよう気を付けます。
 顔や目・粘膜など肌の弱い箇所の使用は避けます。
★お肌に合わない場合は(ピリピリする・赤くなる・かぶれる・痒い等)使用を中止して
 医師の診断を仰ぎましょう。妊娠中の方はお医者様に相談してから使用してください。
★香りがなくなったら虫除けの効果が切れています。こまめに付け直しましょう。
 完全に虫除けができるものではありません。
 蚊・マダニ対策の基本は肌をなるべく露出しないようにします。
 ズボンや靴下・タオル等でしっかり肌をカバーして服の上から虫除けスプレーをするといいです。
★光毒性のあるオイルは紫外線に当たると皮膚にシミや炎症を起こしますので使用しないでください。
 例:「レモン」「グレープフルーツ」「ベルガモット」「アンジェリカ・ルート」等
 「光毒性 アロマオイル」等で検索してください。
★白い布やデリケートな布地等は、シミにならないかテストして使用ください。
★ペットや犬に不向きなオイルもあるのでよく調べてから使いましょう。
★猫には精油・アロマオイルは使えません!!
 ネコ科の動物は皮膚からの吸収は中毒症状が起きるので絶対に使用してはいけません。
 芳香のみの使用でも諸説あるようですので、ねこちゃんやペットがいるご家庭は
 よく調べて自己責任でお願いします。
▼市販の除菌消臭スプレーの化学物質について
 市販されている除菌消臭スプレーには、第四級アンモニウム塩という化学物質が入っています。
 目に入って浸みたり、アレルギー反応を起こす人もいるとか。
 また、アレルギー性ぜんそくの原因や犬の腎臓病の原因ではとも問題視されています。
▼アロマオイルについて
 アロマオイルにはいろいろな効能や禁忌があるので専門的な書籍や情報などを確認してから使いましょう。
 特に妊娠中の方や赤ちゃん・乳幼児・ペットには向き不向きの精油があるので注意。
 もちろん妊婦さんや赤ちゃんにオススメの優しいオイルもたくさんあります。
▼虫除けスプレーに向いている精油
 (一部、効能や注意を載せていますが、詳しくは必ず調べてからご使用ください。)
・レモンユーカリ
・レモングラス
・シトロネラ
・ゼラニウム
 甘くて深みのあるローズに似た香りで虫が嫌う香りだとも言われている。
 妊娠中や肌の弱い方は注意が必要。
・ラベンダー
 抗菌・殺菌作用があり、防虫にも効果がある。
 鎮静効果・リラックス・抗ストレス作用があり緊張を解き放してくれる。
 妊娠初期は使用しないほうが良い。
・ハッカ油 ポリスチレン(PS)を溶かすので容器にもスプレーする場所にも気を付けます。
 容器は、ガラス製・ポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE)を使います。
▼消臭スプレーに向いている精油
・ラベンダー
・レモングラス
・ペパーミント
 メントールの爽快感のある香り。乗り物酔いや眠気予防にも効果がある。花粉症の症状にも効果的。
 子供や妊娠中、敏感肌の方は使用を避けること。
ラベンダー・ペパーミント・ユーカリ・ハッカ・ティーツリーは抗菌作用があり
ほぼ透明で布に色が付着する心配が少ないのでオススメです。
▼お部屋のスプレーは好きな精油でOK。オイルの効能を利用すれば一石二鳥です。
・花粉症、鼻づまり:ティーツリー(ティートリー) ユーカリ ペパーミント
 ジャーマンカモミール マートルなど。
・風邪予防 インフルエンザ予防:ラベンダー ティーツリー レモン ユーカリ
・免疫力を高める:ティーツリー ユーカリ ジンジャー ラベンサラ
・空気の浄化・殺菌:ティーツリー ユーカリ タイム ジュニパーベリー
・認知症予防 比率は2:1がいいんだそう。流行っていますね。
 午前→ローズマリー2:レモン1
 夜間→ラベンダー2:(スイート)オレンジ1
アロマには蚊を殺虫する力はありませんが、嫌がる香りで寄せ付けなくするものです。
作用が穏やかなので、赤ちゃんや子供にも安心安全な虫除け方法です。
キャンプ用などアウトドア用品でアロマオイルの虫除けスプレーも売っていますが
1本800円/100ml前後~しますので、材料を購入して作ったほうが安いと思います。
▼ボトルやアトマイザーの洗浄方法
 残った虫除けスプレーを捨てて無水エタノールを少量入れて振り洗い。内部をキレイにします。
 ※無水エタノールの原液は火気厳禁!! 引火しやすいので扱いには気を付けます。
 作成用のガラス製品等は、中性洗剤を使って水洗います。